歯科医院を絶対受診しないと決めた当時5歳の私。
頭の中で願っていた事は一つです。
「虫歯になっても飲むだけで治る薬ができますように・・・!」
風邪をひいて内科を受診すると必ずシロップ状の甘い飲み薬をもらい、それを飲むと風邪が治るのだから、そういう薬がもうすぐ出るに違いない。今治水では虫歯の穴は埋まらないし、歯医者は痛かった。お母さんの「歯医者に行きなさい」というプレッシャーに知らんぷりをするのもしんどい。早く出て欲しい・・・と願っていました。願いはかないませんでしたが。
当時は虫歯の予防法が確立されてなかったのですね。
私の子供時代を今の私が診察したなら、それだけ甘いものばかり食べていれば虫歯になるのは当たり前だと、母親を呼んでじっくり指導しているはずです。でも当時の私の母親も、砂糖と虫歯がどれほど直結しているのかについては知らなかったと思います。
「知識が病気を予防する」虫歯は改めてそういう疾患と思います。