日本のドライフルーツの代表がこの「干し柿」ですよね
皆さんは作った事はありますか?
僕は15年ほど前に知り合いの方から大量の渋柿を頂いた事がきっかけで
毎年作るようになりました。
今年はお隣さんから渋柿を頂きました。
渋柿の皮を皮むき器でむいて、蔕周辺は果物ナイフで綺麗にして
紐で蔕部分を結んでから外で干します。
2時間位あれば約50個の干し柿を作れます。
そのままでは渋くて食べれない渋柿が
皮をむいて干すことで甘い干し柿に変わるんです。
昔の人の叡智に触れる気分になりますよ(大げさかな?)
ちなみに渋柿の渋み成分の正体は「タンニン酸」といいます。
これ、歯科医師にとっては「HY剤」という名前でお馴染みで
かつての虫歯抑制剤の主役でした。
深い虫歯の深部にこのHY剤(つまりはタンニン酸)を配合した裏層材をよく充填していました。
HYーBONDカルボキシレートセメントという名前です。
偶然ですが、江戸時代の女性がしていた「お歯黒」にも
このタンニン酸が含有されてまして、う蝕予防効果があったものと推測されます。
かつてはうちの子供達も、この渋柿作りに参加していましたが
今や誰も参加せず(><)
お父さんは1人でこつこつ続けてます。