体の中で一番硬い組織である「エナメル質」。歯の外側を覆っている部分の名称です。このエナメル質を溶かしてしまう(脱灰といいます)「酸」は一体どこから来たのか?
答えは「虫歯菌の体内で作られて、菌の体外へ排出される。」のです。
ありふれた答えかもしれませんが、ここからが肝心。
虫歯菌は「 ある特定のもの「***」を食べた時だけ 」体から大量の酸を排出するのです。
普段は大変大人しい、ちょっと匂いがする程度の行儀の良い虫歯菌(口腔内常在菌の一種です。ストレプトコッカス・ミュータンスという名前で医学書では呼ばれています。レンサ球菌に分類されます)なのですが、あるものを摂取した時だけ「酸」は周囲に撒き散らすわ、「グルカン」というネバネバした物質まで排出して、歯の表面にべったり貼りつくようになるのです。
この酒癖ならぬ「***」癖の大変悪い虫歯菌。こいつに「***」さえ与えなければ、歯は溶けたりしないのですね。
もうおわかりだとは思いますが、「***」これは一体何でしょう?