患者さんにブラッシング指導をしていると気付くのですが、
「皆さんの思い込み」というものが、効果的なブラッシングをよく阻害しています。

その中には「歯は洗面所で磨かないといけない。」という思い込みがあります。

小さい頃に私もよく「早く洗面台に行って歯を磨きなさい!」と母に怒られました。
嫌々洗面台に追い立てられ、特に寒い冬場などに考える事はただ一つ
「歯磨きなんか早く終わらせて、こんな寒い所から早く出よう!」ですよね。

小さい頃から親に「早くしなさい!」と洗面台に追い立てられ、それがいわゆる
「力一杯ごしごし磨き」につながった人は多いと思います。
「やりゃーいいんだろ!」みたいなブラッシングですよね。

その背景には「歯磨きは歯摩剤を使わないといけない(だから洗面台でないとできない)。」というまた違った思い込みや、何かをしながら何かをするのは良くない、例えばテレビを見ながら本を読みながら食事をするのは良くないといった躾(しつけ)の面からの後押しも、歯磨きの洗面台磨き、短時間集中磨きにつながっているようです。

そういう人に薦めているのが「ながら磨き」です。
「何かをしながら、歯磨きをする」のが「ながら磨き」です。

一日の内で一番のんびりできる時間帯、夜の寝る前とかに
テレビを見ながら新聞雑誌を見ながら、リビングや台所や自分の部屋で
歯摩剤をつけずに歯ブラシだけで、1本1本ゆっくりとプラークを除去してもらいます。
奥の歯の裏や、普段じっくり触らない箇所もよーくブラシを当ててみて
のんびりとゆっくりと、何かをしながら時間を気にする事なくやってみると
口の中の色々な事に気付く場合が多いです。

暫くは、ブラッシングのワンポイントアドバイスにしますね。
ながら磨きのメリットはまだまだあります。続きはまた次回。

投稿者プロフィール

武藏 泰弘
武藏 泰弘
むさし歯科医院 院長