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「歯磨き」という言葉がもつ弊害について

歯磨きという言葉はいつ頃からあるのでしょうか?ブラッシングという英語を和訳したのでしょうか?色々調べてみたのですがちょっとわかりませんでした。でも多分歯ブラシが作られるようになった明治時代以降の言葉と思われます。
ちなみに歯ブラシという言葉を作ったのは歯ブラシを作成した(株)ライオンだそうです。
私は実はこの「歯磨き」という言葉があまり好きではありません。歯ブラシの発明は人類の歯の寿命を延ばすことに貢献してるのかもしれませんが、「歯磨き」という言葉は、逆に日本人の歯の寿命にもしかしたら悪影響をも及ぼしてるかもしれないと考えています。

どうしてかというと、この「磨く」という言葉は、例えば「壷を磨きあげる」というように「艶を出すまでごしごし強く磨くのが正しい」と勝手に連想しかねない言葉だからです。歯磨きではなく歯垢除去と言い換えた方が本来の目的に合致していると思います。

例えば江戸時代、歯の清掃器具は「楊枝」でした。楊枝で歯と歯の間を掃除して歯の表面は「布で拭く」。この清掃法が江戸時代は一般的だったのです。実はこの清掃法は、歯を痛めずに歯垢を除去する大変優れた清掃法です。知覚過敏や楔状欠損の元となる「歯ブラシの圧力のかけ過ぎ」が起きにくいからです。

もう一つ面白い清掃器具をご紹介します。エチオピアやインド、パキスタンなどでは「アカシアやニームの木の小枝」を咬んでその繊維で歯を綺麗にするのです。お釈迦様がこの木の枝の清掃法を弟子に薦めたという話も伝わっています。

この自然派志向の小枝歯ブラシ、もしかしたら江戸時代の楊枝を含めて、市販されている歯ブラシよりも優れている所があるかもしれません。

「歯磨きというものは、歯ブラシに歯磨き粉を一杯つけて力一杯ごしごしごし・・・」という思い込みのある方の歯磨きに対する見方が少しでも変われば幸いです。楊枝と布を使うだけでもかなり歯は綺麗になるものですよ。

ちなみに携帯でもここのHPが見れるようになりましたが、私の携帯では画面が小さいのか、スクロールが大変でした。もっと短文のほうが読みやすそうですが、どうしましょうか・・・      

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