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歯科と医療

歯石を取るという事は・・・

歯周病菌は最初に歯肉の炎症を引き起こし、やがては付着上皮や歯根膜も破壊していきます。大変悪性の強い歯周病菌。でもこいつ(正式にはジンジバリスとかアクチノマイセスとかの名前があります)は実は結構生命力の弱い細菌なのです。

例えば空気にも光にも弱く、実は唾液にも弱い事がわかっています。口の中に住んでいるくせに唾液が苦手なのです。確かに唾液には抗菌作用がありますが(動物は自分の傷を舐めて治しましよね。これは患部を清潔にする効果もありますが、唾液に抗菌物質が含まれているからなのです)、なぜそんな住みにくいはずの口腔内で繁殖してしまうのか・・・

実は「歯石」の下の「歯周ポケット」という所が歯周病菌の繁殖部位になりやすいのです。

 苦手な唾液や空気や光の届かず、適度の湿度と体温の暖かさがある(歯周病菌にとっては)快適なスペース、歯周ポケットに歯周病菌は繁殖するのです。 歯周ポケットの一番底に歯周病菌はたまります。
ですからそのポケットの掃除ができれば歯周病は理論上起こりません。 
ところがその掃除(ブラッシング)も、もし歯牙に歯石がついていると歯ブラシの先が歯石に引っかかってポケット内に入らず、掃除が出来ないのです。 

歯石を取る事の重要性が少しわかって頂けたでしょうか。歯石自体に為害作用は殆どありません。歯石によって歯周ポケット内が清掃困難になるので、歯周病治療においては歯石を除去する必要があるのです。   

 

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