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歯科と医療

歯科医師の医学部4年次編入を認めて欲しいです

医療制度の話なので長文です。ちなみに私が学生時代からずっと思っていた事です。

皆さんは「今の日本は歯科医院が少なくて困る。」とお思いになりますか?

「歯科医院は多いけど、腕の良い歯科医院が少なくて困る!」「だからインターネットで必死になって探してるの!」というお叱りの言葉を受けるかもしれません。

腕の良い歯科医師の問題はさておき、歯科医院が今の日本に沢山あるという事に異論はないと思います。ちなみに今現在、コンビニエンスストアの倍の数の歯科医院が日本にあるそうなのです。私はもう既に供給過多だと思うのですが、さらに歯科医師国家試験に約1400人が合格して毎年新しい歯科医師が誕生しています。医師不足が深刻な産婦人科や小児科と大違いですよね。

歯科医師が過剰になって歯科医師自身が困るのなら、さっさと自分達で大学の歯学部の募集定員を減らせばいいはずなのですが、特に私立大学の場合は経営の問題もあるのでしょうか、今現在大幅な定員削減はできていません。2割の定数削減を各大学に呼びかけているらしいのですが、守らない大学もあるらしいです。私は定員削減でなく大学の廃校や吸収合併くらいの事をしないと解決できないと思います。という訳でこの歯科医師過剰問題については、少々情けない話なのですが自分達で解決できていません。

歯科医師の数が過剰になっても別に世間一般の人は困りません。むしろ過剰だと歯科医師同士の競争が厳しくなるので全体のレベルアップに繋がります。社会全体にとっては良い事です。でも競争に負けた歯科医師は淘汰されてしまいます。これは現実に起こっていて、例えば東京都では昨年4月から半年間だけで約400件の歯科医院が閉院に追い込まれています。僕はこれはかなり厳しい数字だと思います。年齢的なものによる閉院だけではなく、新規で開業したものの患者が来ないからという経済的理由での閉院が結構な割合を占めると聞いています。
ただ歯科医師としての医療技術の未熟さが理由というよりは、単に歯科医学の事しか知らない世間知らずな為に、経営コンサルの言いなりになって患者さんの集まりにくい場所で開業させられたりとか、高価な機器を揃えすぎて資金繰りがうまくいかなかったりとかで閉院となるケースが多いようです。

供給過多で廃業も多発している歯科医師。
片や人材不足で医療体制の見直しをせざるを得ない地方の産婦人科、小児科。
人の体を治すという医療という分野では同じです。では医学部と歯学部では学習内容にどれほどの違いがあるのでしょうか?
医学部と歯学部は大学3年生より専門課程に入ります。その最初の一年は基礎系(解剖学や生理学、生化学など)の学問が大部分であり、その分野については医学部と歯学部で学ぶ内容に差があるわけではないのです。大学の6年間のうち前半の3年間の内容が殆ど変わらないわけです。

そこで厚生労働省にお願いしたいのです。

「歯学部を卒業して歯科医師国家試験にも合格し、臨床研修も終えた歯科医に対しては、特別枠として医学部への4年生からの編入を認めてはどうでしょうか?!」。

実は「学士編入学」といって、同大学の他科を卒業した人なら医学部に編入できる制度はあるのですが、それは殆ど2年生からの編入なのです。
それを「特別学士編入学」とかの制度を作って、歯科医は何らかの試験に合格すれば4年生として厚生労働省の指定する医学部に編入でき、学生に戻って勉強し、卒業後は医師国家試験に合格すれば医師となる制度を作って欲しいのです。
しかしこれは6年かかる所を3年に短縮する特例ですから、厚生労働省は「専門科と卒後の研修先そして勤務先を、ある一定期間指定する事のできる医師」として日本で不足している地域や専門科を補充すると、それに従わない場合は医師免許は失効となる、という制度の導入をしてみてはどうでしょうか?

こんな制度を形にするのに、法的に整備すべき点は山ほどあると思います。医師の方は反対するでしょうね。歯科医にしても歯科医師免許をやっとの思いで取得したのに、また医師国家試験に挑む体力気力があるかという問題もあります。志願する歯科医はもしかしたらあまりいないかもしれません。
でも僻地医療、特定の科の医師不足、歯科医師過剰問題を歯科医師自身が解決できない現状、開業してうまくいかなかった歯科医師の医療人としての再チャレンジ、そして国が人事権を発動できる医師を養成できる、というかなり沢山の問題を一度に解決できるのではと思います。突飛な意見だというのは百も承知です。医療問題の政策会議でこのような意見も検討してもらえれば嬉しいのですが・・・

ちょっと歯科医に甘いお願いでしょうか?

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