灘区の介護認定審査会に委員として月に2回出務しています。昨日も午後から灘区役所でその審査会がありました。介護が必要な方に対しては、最初に調査員がその方の状態を詳しく調べます。介護認定審査会とは、その作成した調査票を元に介護度を判定し、同時にかかりつけ医の意見書と照らし合わせて矛盾点がないかどうか、判定は妥当かどうかを審査する会議です。

口腔ケアを中心とした専門家としての意見を期待されての、歯科医師の委員参加だと思うのですが、実際口腔ケアなどが協議に挙がる事は殆どなく、逆に医学一般の知識から介護まで幅広い見識を必要とされる為、私は事前のチェックにかなりの時間を費やしてしまいます。勉強にはなるのですが・・・

それと(プライバシー保護の為、判定される方の氏名などは私達にわからないようになっているのですが)介護を必要としている人それぞれに抱えている病気や家庭内の事情などが調査票からひしひしと伝わってきます。家族の方が精神的に限界にきていたり、本人が人生に対して生きる気力を失っていたり・・・またその逆に、どんなに体が動かなくても、自分に出来る事を少しでも努力して前向きに生きている方も勿論いて、調査票を見ているだけでその人の人生を垣間見た気になります。

介護保険はまだまだ改善すべき点は多々ありますが、今の日本に絶対必要なものになっています。これからも微力ながらそのお手伝いができればと思います。

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武藏 泰弘
武藏 泰弘
むさし歯科医院 院長