歯科医師もPCR検査ができるようになるそうです。
(引用ここから)
新型コロナウイルスの感染を確かめるPCR検査を拡充させるため
厚生労働省は歯科医師も検査を行えるようにする方針を固めました。
この方針は厚生労働省が26日夜に開いた専門家の懇談会で示しました。
それによりますと、PCR検査の拡充が進められる中、検査に当たる医師などを確保していくことが
今後さらに難しくなると懸念されているため、歯科医師も検査を行えるようにするとしています。
患者の鼻やのどから検体を採取することは、現在、歯科医師が行える「歯科医師業」の範囲を超えると
位置づけられていますが、特例的な対応として認めるということです。
緊急事態宣言が出されるなど感染が広がる状況に限って、医師などの確保が難しくなった場合に
必要な研修を受けた歯科医師が患者の同意を得て実施するとしています。
懇談会に出席した専門家からは研修の内容などに関して意見が出されましたが
歯科医師が検査を行うことについて反対する声は上がりませんでした。
PCR検査が行われた件数は今月中旬の多い日で1日当たりおよそ8800件と
前の月の同じ時期のおよそ4倍となっていますが
さらに検査態勢を拡充させていくことが課題となっています。
厚生労働省は詳細を早急に固めたうえで、数日以内に活用を始めたいとしています。
(引用ここまで)
医療従事者の一員として
職務分掌を超えてコロナ対策に貢献できるのは嬉しい話です。
ですがこれ、検体採取は鼻粘膜でないと駄目なのでしょうか?
「 新型コロナウイルスに本当に感染 」しているのなら
鼻ではなく口腔内から採取した検体でも陽性反応は出ると思います。
重層扁平上皮で覆われている歯肉や舌と違い
例えば口腔内の口蓋垂の周辺の粘膜であれば
鼻粘膜と組織組成が同じですから
検査精度に差異はないと思うのですが、どうなのでしょうか?
(5月26日追記: 唾液によるPCR検査も認可される見通しとなりました。 )